マネジメントには大事なのは期待しても期待はするな
個人におけるマネジメントスキルによってというのもありますが、基本的にヒトは思うとおりには動いてくれません。
ある経営者に質問したコトがありました。
私「思うように動いてくるないのに、全く怒らないのは何でですか?指示したコトを守ってくれないと計画したとおりに進まないのに」
経営者「もともと期待はしていない・・・というと誤解はあるけど、そうなるであろうと思いつつ、経営視点から致命的なコトではないので気にしない。それこそ、小さなコトを気にし過ぎていたら自分の気持ちが保たない。だから、期待はするけど、していないという状態にしているから」
というコトでした。
期待をし過ぎると、その期待に合わなかった時のダメージは大きくなります。
それを回避する手段として「期待はしても期待はするな」という精神的な矛盾を抱えながらマネジメントをするのが良いです。
時に自分の指示に従わない部下にイラついているマネージャを見かけますが、そもそも指示どおりにはいかないという意識が足りないように思います。
まあイラついてしまう気持ちは分からなくはありませんが、見方を変えると自分にはマネジメントスキルが無いというコトを公言していることにもなりますから注意が必要です。
以上です。